口が閉じない(開咬)
口が閉じない(開咬)
開咬の原因
- 骨格的な問題が原因になる場合
- 指しゃぶりなどの習癖が原因となっている場合
- 両者が合併している場合
開咬を矯正する際の矯正方法について
永久歯の開咬では症状が軽度であれば場合によって非抜歯で治療を行うことができます。ただし、開咬は習癖が合併していることが多く治療後の安定を考慮した場合には歯を抜いて治療を行うことが望ましいケースがあります。
小児の場合は指しゃぶりや舌の悪習癖(舌を突き出すなど)が関与していることが多いため、先ずはこれらの癖を改善する必要があります。できる限りⅠ期矯正治療の段階で舌のトレーニングや習癖の改善を行いながら開咬を治療することが大切です。
症例
case.1 開咬:抜歯
抜歯ケース
-
before
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after
初診時年齢 | 16歳3ヶ月 |
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主訴 | 前歯でものが咬めない、 前歯が出ている。 |
治療期間 | 2年〜2年半(約30回の通院) |
治療費 | 約110万 (税込み・保定観察料も含む) |
治療内容 | 上下計4本の小臼歯を抜歯して前歯を後ろにさげながら開咬を改善させました。歯の表側に審美ブラケット装置をつけて治療しました。 |
治療のリスク | ※治療上のリスクとして歯肉退縮、顎関節症、歯根吸収、カリエス、失活歯、根の露出、骨隆起、歯周病があります。また、治療には個人差があります。あくまでご参考とお考え下さい。 |