部分矯正
部分矯正について
部分矯正の治療方法
気になる部分だけ矯正治療を施して治す方法です。
そのために使用する矯正装置の種類は患者様との相談によって決定します。
部分矯正の特徴
- 一般的な全体矯正治療と比べると治療期間が短くて済みます。
- 一般的な全体矯正治療と比べると治療費を抑えられます。
- 適応できる症例が限られます。
部分矯正で用いる矯正装置
症例によって制限がありますが唇側矯正や舌側矯正、マウスピース型矯正装置など全ての装置で対応できます。
こんな方に部分矯正はオススメです
- 自分の治したいところが限局(限られて)している方。
- できる限り治療費を抑えたい方。
- 目立たない・見えない装置での部分矯正治療を検討している方。
部分矯正のできるケース・
できないケース
できるケース
- 咬合に問題がなく、動かす歯が少ない場合
できないケース
- 骨格的な問題がある場合
- 咬合関係に問題があるケースや、咬合関係に影響が生じる場合
- 完全に倒れた状態で埋まってしまっている親知らずを引っぱり出して動かすようなケースは治療が難しくなる可能性があります。(場合によっては可能ですが治療期間がかかる・費用がかかるというデメリットもあります)
年齢制限と治療期間、費用について
年齢制限 | 混合歯列(乳歯と永久歯が混合している)〜成人まで |
---|---|
治療期間 | 数ヶ月〜1年程度 | 治療回数 | 数回〜12回の治療回数となります。 |
費用
矯正歯科治療は公的健康保険の適用外の自費診療(自由診療)となります。
部分矯正の
メリット・デメリット
部分矯正のメリット・デメリット
メリット
- 気になる部分だけを希望に合わせた矯正装置を使って治すことができます。
- 全体的な歯列矯正よりも治療コストを抑えることができます。
- 全体的な歯列矯正よりも治療期間を短縮できます。
デメリット
- 適応できないケースがあります。(部分矯正を選択することでデメリットが多くなるケース・骨格的な問題など)
- 全体的な歯列矯正と比べると理想的な歯並び・咬み合わせに仕上げることが
難しくなります。 - 選択する矯正装置や治療の難易度によっては治療費が高くなることがあります。
部分矯正の流れ
カウンセリング
治したいところをしっかりヒアリングして部分矯正で治療を行う場合に関するご説明をします。
検査
矯正治療に必要な精密検査を行います。
診断
精密検査とヒアリング、患者様のご希望をもとに診断を行って治療方針を決定します。
治療開始
矯正診断によって決定された方針をもとに矯正装置を使用して治療を開始します。
保定
治療が完了したら、その方に合わせた方法で歯並びを固定します。
メインテナンス
3ヶ月おきに経過観察を行います。
部分矯正のよくあるご質問
-
症状が軽度な場合など状態によって可能な場合もあります。先ずはお口の中を拝見した上で可能かどうかご説明します。お気軽にご相談ください。
-
状態によって可能な場合もあります。クリニックによって使用する装置や技術は異なります。当クリニックでは患者様がどの部分をどのような方法で治療することを望まれているのかヒヤリングさせていただいた上でご希望の治療内容が可能か判断します。もし可能な場合でも条件付きやデメリットが生じる場合には十分な説明をいたします。